開発コンセプト

「コーポレートサイトにちょうどいいCMS」

baserCMS のターゲットはWebサイト制作者。導入しやすく使いやすい CMS として、デザイナーやhtml・cssの読み書きができるマークアップエンジニアを中心に支持されています。

普通のサイトを構成・運用するのにちょうどいい機能がコンパクトに収まっていますが、ナビゲーションを自由に構成できるため、カテゴリーなどに縛られない複雑な構成のサイトを作ることもできます。

「Webシステム開発にもちょうどいいCMS」

baserCMSの前身

原作者は @ryuring 氏。2008年頃、当時注目が高まっていたCakePHPを日本語環境で安心して使えるようにするために、フレームワークとして改良を加えたものがベースになっています。つまりもともとは開発者向けのパッケージでした。クセが強めなCakePHPの設定を上書きし、違和感なく使えるようにアレンジが加えられています。

多くの人に利用してもらうために、インストーラと管理画面を加えてCMSとしての特色を前面に出し、プログラマー以外の人でも手軽に扱えるようにしたものがbaserCMSです。オープンソースライセンスのため誰でも自由に入手して利用することができ、プログラマーであれば開発者としてプロジェクトに参加することもできます。

Webアプリケーション開発プラットフォーム

baserCMSは、CMSでありながらも、CakePHPのさらに上のレイヤーで動作する、フレームワーク拡張としての特長を最初から持っています。CakePHPを扱えるエンジニアならbaserCMSも簡単。本格的な開発を高速・快適に行なう「Webアプリケーション開発プラットフォーム」としての最適化が常に進められています。

最初は普通のCMSとして手軽にスタートすることができ、サイトの規模が大きくなり構成も複雑になってきたら、次は伝統的なMVCフレームワークとしてサイトを開発していくことができます。

以上、パッケージとしてのbaserCMSに視点を向けた開発コンセプトについて說明しました。

プロジェクトまたはコミュニティとしてのbaserCMSの開発のあり方については、 baserCMSのコンセプト で詳細に解説しています。ぜひお読みください！