Japanese geocoding library for front-end and node/io.js.
国土交通省のデータを元にしたオープンな、住所緯度経度変換ライブラリ(ジオコーダー)です。フロントエンドから、あるいはNode/io.jsのモジュールとして利用可能です。 OpenStreetMapと組み合わせると、簡単に住所から地図表示させることができます。
- フロントエンドだけでジオコーディング可能
- モジュールを読み込むだけでNode/io.jsから利用可能 (DB不要)
- 位置参照データは全体で140MB以下 (圧縮時91.3MB)
- 緯度経度情報を2000ファイルに分割して格納
- クライアントでの検索時、1検索ごとに1ファイルダウンロード
- 1ファイルあたりの容量は63〜74KB程度
- 全体で100件ほど(0.001%以下)、検索できないものあり ※ハッシュ関数の改良で改善の余地あり
npmには位置参照データを置いていません。モジュールとしてインストールする際に、GitHub Pagesにホストされているデータを自動的にダウンロードして取り込みます。そのため、curl
とunzip
コマンドが環境にインストールされている必要があります。
$ npm install --save tokoro
データファイルは同一ドメインに置くか、CORS設定してください。
<script src="dist/tokoro.js"></script>
<script>
tokoro({ data: 'data' })
tokoro('東京都世田谷区粕谷一丁目25', function(code) {
if (code) {
console.log('緯度', code[0]) // 35.662696
console.log('経度', code[1]) // 139.614003
} else {
console.log('見つからないよ!')
}
})
</script>
なお、IE9にも対応させる場合は、PolyfillとしてjDataViewとjBinaryが必要です。<head>
内に次の記述を追加します。
<!--[if lt IE 10]>
<script src="https://jdataview.github.io/dist/jdataview.js"></script>
<script src="https://jdataview.github.io/dist/jbinary.js"></script>
<![endif]-->
var tokoro = require('tokoro')
tokoro('東京都世田谷区粕谷一丁目25', function(code) {
if (code) {
console.log('緯度', code[0]) // 35.662696
console.log('経度', code[1]) // 139.614003
} else {
console.log('見つからないよ!')
}
})
基本的には国交省データの形式に準拠します。半角全角の表記揺れに対応しているほか、次のような丁目番地の表記揺れにもある程度対応します。空白文字は無視します。都道府県名は必須です。
- 「東京都日野市程久保二丁目1」(国交省データ内の表記)
- 「東京都日野市程久保2丁目1番」(不完全住所)
- 「東京都日野市程久保2丁目1番1号」(完全住所)
- 「東京都日野市程久保2-1-1」(省略表記)
以下の手順は、利用だけする場合は不要です。開発に加わる場合、自前でデータを変換する必要がある場合に参考にしてください。
$ npm run build
: 国交省のサイトからダウンロードして、ビルド$ npm run rebuild
: ダウンロード済みのデータから、リビルド$ npm start
: ファイルの監視、自動リビルド
上記以外のコマンドは、gulpfile
およびtask
ディレクトリ内を参照のこと。
国土交通省の公開している街区レベル位置参照データを元にします。
- プログラム部分: MIT
- データ部分: オープンデータな何か
- 0.2.0 データ形式をバイナリに変更: 全体で137MB
- 0.1.3 94進数での簡易圧縮: 全体で200MB