このライブラリは、ひらがな・カタカナ、半角・全角の相互変換や判別を始めとした機能を提供します。
変換処理は次のものをご用意しています。
- 変換処理
- ひらがな<->カタカナの変換
- 半角<->全角の変換(ガ<->ガのように、濁音記号の結合も行います)
- アルファベットの大文字<->小文字変換
判定処理は次のものをご用意しています。
ひらがなを除き、それぞれ半角のみ、全角のみ、半角・全角区別なしの物があります。
- 判定処理
- ひらがな
- カタカナ
- 数字
- アルファベット
- 記号
UCSStrに文字列を読み込ませ、変換先の設定を行い(この例だとカタカナに変換後、さらに半角に変換)、
Stringとして吐き出しているサンプルです。
let source = "吾輩は😺猫である😺";
let expect = "吾輩ハ😺猫デアル😺";
assert_eq!(expect, UCSStr::from_str(source).katakana().narrow().to_string());
また、上記のようにメソッドチェーンによる連続した変換設定はできませんが、
次のような形でも変換できます。
use kanaria::string::UCSStr;
use kanaria::string::ConvertType::Katakana;
use kanaria::utils::ConvertTarget;
use kanaria::string::ConvertType;
let target = vec!['あ', 'い', 'う', 'え', 'お'];
let result = UCSStr::convert(target.as_slice(), ConvertType::Katakana, ConvertTarget::ALL);
assert_eq!(result, vec!['ア', 'イ', 'ウ', 'エ', 'オ']);
この例は、半角文字を全角文字に変換しています。
この形式での変換は生ポインタ(*mut u16など)への書き込みを行うことができます。
連続での変換はせず、なおかつ速度を求める場合はこちらのほうが便利です。
ちなみに、他言語向けのラッパーライブラリも別途ご用意しています。
以下はC#の例です(VB.NETからも同じ要領で使用できるはずです)。
var katakana = "吾輩ハ😺猫デアル😺";
var hiragana = "吾輩は😺猫である😺";
Assert.AreEqual(katakana, UcsString.From(hiragana).Katakana().ToString());
Assert.AreEqual(hiragana, UcsString.From(katakana).Hiragana().ToString());
各言語で使用されるパッケージマネージャやビルドツール等からインストールできます。
Rust( https://crates.io/crates/kanaria )
[dependencies]
kanaria = "0.2.0"
C#( https://www.nuget.org/packages/Kanaria.Net/ )
PM> Install-Package Kanaria.Net -Version 0.2.0
Maven( https://bintray.com/sam-osamu/maven/com.kanaria.kanaria_jvm )
<dependency>
<groupId>com.kanaria</groupId>
<artifactId>kanaria_jvm</artifactId>
<version>0.2.0</version>
<type>pom</type>
</dependency>
Gradle( https://bintray.com/sam-osamu/maven/com.kanaria.kanaria_jvm )
compile 'com.kanaria:kanaria_jvm:0.2.0'
次のページをご参照ください(これはRust向けのものです)。
https://docs.rs/kanaria/0.2.0/kanaria/
RustDocのようにサンプルを交えての記載まではできていませんが、
各言語のラッパー関数にも同様の関数コメントをご用意しています。