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現行訳指摘: 01-introduction/basics #123

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matsuand opened this issue Oct 12, 2020 · 0 comments
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現行訳指摘: 01-introduction/basics #123

matsuand opened this issue Oct 12, 2020 · 0 comments

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@matsuand
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matsuand commented Oct 12, 2020

指摘箇所1

原文
Every time you commit, or save the state of your project in Git, it basically takes a picture of what all your files look like at that moment and stores a reference to that snapshot.

現行訳
Gitで全てのコミット(訳注:commitとは変更を記録・保存するGitの操作。詳細は後の章を参照)をするとき、もしくはプロジェクトの状態を保存するとき、Gitは基本的に、その時の全てのファイルの状態のスナップショットを撮り(訳者注:意訳)、そのスナップショットへの参照を格納するのです。

指摘

  • 「全てのコミット」誤訳。Every time だから "コミットするときはいつでも" が正しい。この後に「..その時の全てのファイル..」と続くため、日本語文としても余計におかしい。
  • 「(訳注:commitとは..」 訳註は不要と感じる。特にコミットという用語は、現状十分に市民権を得ているものと考えます。
  • 「コミット..をするとき、もしくはプロジェクトの状態を保存するとき」勘違いなのか誤訳。", or"(カンマor) の訳し方を間違い。"A, or B" は「A、つまり言い換えると B」の意味であり A=B であり「A または B」ではありません。(なお言い換えを行っているので、なおさら前項の訳註が不要になります。)
  • 「(訳者注:意訳)」言い訳がましく不適切、不要と感じます。そもそも原義は写真のスナップショットのことをたとえとして持ち出しているため「スナップショットを撮り」という表現は意訳でも何でもありません。
  • 「そのスナップショットへの参照を格納」これは難しい訳になりますが、前述のように写真のスナップショットをたとえとしていますから、「参照を格納」という表現部分は、写真のスナップショットを取り扱う言葉づかいとしても合致していないと、たとえ&オチになりません。

試訳
Git におけるコミットは、プロジェクトの状態を保存するという操作です。これを行うと、ファイル一式がどのように見えているかをその時点ごとに保存します。これはまさに写真を撮るようなものであって、そのスナップショットを見ている状態を保存するものです。

補足説明

  • 試訳では ", or" 部分を含めた全文を流れるように訳すために ", or" だけで、いったん一つの日本語文として切りました。
  • Every time は「その時点ごとに」として訳しました。
  • 「そのスナップショットを見ている状態を保存」上で示したように、ここがオチであり、写真のことを語っているとしても通じる表現を取るべきところです。意訳に感じられるかもしれません。ただし reference は参照するという動作が含まれる名詞であり、許容される訳と捉えます。

指摘箇所2

原文
This is an important distinction between Git and nearly all other VCSs.
It makes Git reconsider almost every aspect of version control that most other systems copied from the previous generation.

現行訳
これが、Gitと類似の全ての他のVCSとの間の重要な違いです。
ほとんどの他のシステムが以前の世代から真似してきた、ほとんど全てのバージョン管理のやり方(訳者注:aspectを意訳)を、Gitに見直させます。

指摘

  • 全体に直訳調で不適切。辛辣に表現しますが不自然極まりません。日本語文章とは思えません。
  • 「類似の」どこから出てきた訳か不明。
  • 「ほとんど..ほとんど」ほとんどが重複し不適切。
  • 「(訳者注:aspectを意訳)」訳註を入れる意味不明。意訳ではないのでなお不明。(いいわけになるような訳註は挿入すべきでないと考えます。) (しつこいようですが、この訳註の意味をしっかり捉えるべきと考えます。これはどうあっても一般ユーザー向けの訳註ではなく、日本語訳担当者間のコメント通達でしかありません。一般ユーザーにとっての情報価値は皆無です。そのような訳註は含めるべきではなく、こうして github 上での PR や issue があるので、そちらでの連絡事項とすべきレベルのものと考えます。)

試訳
この部分が、Git とそれ以外のほぼすべての VCS との決定的な違いです。
従来のシステムは前世代のシステムをコピーしてきているため、Git にとってはバージョン管理のあらゆる点を考え直すきっかけとなっています。

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