こちらが暗号文を選んで復号することができるので、選択暗号文攻撃が可能です。
また、フラグの暗号文も教えられているので適応的選択暗号文攻撃 (CCA2) が可能です。
こちらの記事が詳しいです。
http://inaz2.hatenablog.com/entry/2016/01/26/222303
フラグをmf, フラグを暗号化した文字列をcfとします。
RSAの暗号化の式はc = m^e mod N
、復号化の式はm = c^d mod N
です。
フラグを復号化したいですが、そのままでは弾かれるので工夫して回避する必要があります。
フラグをmf、暗号化されたフラグをcfとすると、式よりcf = mf^e mod N
です。
cfに何かをしてから暗号文として送信して、復号の式をm = (cfと何か)^d mod N
の形にできればmfと何か
という平文が返ってくるんじゃないか?と考えます。
cfに何をするかですが、累乗にはa^c * b^c = (ab)^c
という性質があります。
これを使います。適当な数rを決めて、cf * r^e
を暗号文として入れてみます。
すると、cfの式よりm = (mf * r)^e mod N
という式になり、mf * r
が平文として得られます。
あとはそれをrで割れば、mfが得られます。